こういった疑問にお答えします。
- Blue Microphonesの「Yeti」ってどんなマイク?
- Yetiを買って良かった点とイマイチだった点まとめ
- 他のUSBマイクとの性能比較
- 動画撮影にオススメのUSBマイク3選
普段からYetiを使って動画を作成している経験を元に記事を書きました。
Blue Microphones Yetiは、USBマイクならではの使い勝手のよさと高機能を兼ね備えた人気マイクです。
動画撮影用のマイクとして、どのマイクを買おうか迷っている人はぜひ本記事を参考にしてくださいね。
Blue Microphones Yetiってどんなマイク?
Blue Microphones Yetiの特徴
Blue Microphones Yetiは、Logicoolが販売する約1万5千円〜2万円の価格で購入できるUSBマイクです。
USBマイクの中でも抜群に質の高いモデルとして知られていて、音質の良さはもちろん、幅広い用途にも対応できます。
Yetiの主な仕様は以下の通りです。
指向性 | 4つ(単一指向性、ステレオ、無指向性、双指向性) |
---|---|
色展開 |
シルバー・ブラックアウト・ホワイトアウト・クールグレー・ |
本体重量 | 1.55kg |
対応機種 |
Windows Vista/7/8.1/10 |
角度調整 | ◯ |
マイクゲイン |
◯ |
ミュート |
◯ |
モニタリング |
◯(ゼロレイテンシー) |
ヘッドフォンボリュームコントローラー |
◯ |
サイズ(スタンド装着時) |
12cm x 12.5cm x 29.5cm |
サンプルレート |
48kHz |
ビットレート |
16bit |
周波数特性 |
20Hz-20KHz |
ステレオアナログXLR出力 |
× |
※仕様をより詳しく知りたい人は、こちらの公式ページをご覧ください。
Blue Microphones Yetiシリーズの各モデルの違い
Blue Microphonesは、Yetiシリーズとして「Yeti」の他に「Yeti NANO」「Yeti PRO」という計3モデルを販売しています。
それぞれのモデルの違いは以下の通りです。
Yeti | Yeti NANO | Yeti PRO | |
---|---|---|---|
価格 | 約1.5万円〜 | 約1.4万円〜 | 約3.4万円〜 |
指向性 | 4つ (単一指向性、ステレオ、 無指向性、双指向性) |
2つ (単一指向性、無指向性) |
4つ (単一指向性、ステレオ、 無指向性、双指向性) |
本体重量 | 1.55kg | 630g | 1.55kg |
サイズ | 12cm x 12.5cm x 29.5cm | 10.9cm x 9.6cm x 21.1cm | 12cm x 12.5cm x 29.5cm |
サンプリングレート | 16bit / 48khz | 24bit / 48khz | 24bit / 192khz |
XLR出力 | × | × | ◯ |
【購入レビュー】Yetiを買って良かった点
それでは、私がYetiを買って良かった!と思った点を紹介していきます。
具体的には以下の通りです。
- 音質がとにかく最高
- USBをパソコンに挿すだけで使える
- 指向性が4つあり幅広いシーンに対応
- ミュートやボリュームゲイン調整ができる
1つずつサクッと紹介していきますね。
音質がとにかく最高
私は購入するUSBマイクを選ぶにあたり、YouTubeでレビュー動画を見まくってきました。
結論、Yetiの音質は最高です。
ノイズが少ないことはもちろん、音にこだわりたい楽器演奏なども本当に美しい音で録音できます。
音の美しさに関しては、実際に聴いてみるのが一番です。
他のモデルと音質を比較してくれている以下の動画が参考になるので、ぜひチェックしてください(音質比較は10:12〜)。
USBをパソコンに挿すだけで使える
Yetiは音のきれいなマイクですが、世の中に音質の良いマイクはたくさん販売されています。
その中でもYetiが特に素晴らしいのは、USBをパソコンに挿すだけで使えるところです。
マイクの中には、オーディオインターフェースという機器が無ければ使えないモデルもたくさんあります。
余計な出費がなく、設置も簡単で、音質も良いマイク「Yeti」。最強ですよね。
指向性が4つあり幅広いシーンに対応
音質が良くて手軽に使えるYetiですが、実は機能がめちゃくちゃ多いという長所もあります。
中でも便利なのが、「単一指向性」「ステレオ」「無指向性」「双指向性」という4つの指向性が使える点です。
それぞれの指向性の違いは以下の通り。
- 単一指向性:マイク前面の音を中心に収録
- ステレオ:左右のチャンネルから現場のワイドでリアルな音を収録
- 無指向性:全方向の音を均一に収録
- 双指向性:マイク前面と背面の音を中心に収録
USBマイクには「単一指向性」でしか収録できないモデルが多いため、さまざまなシーンで録音方向を使い分けたい人には断然Yetiがオススメです。
ミュートやボリュームゲイン調整ができる
Yetiは多機能なUSBマイクですが、あらゆる音量調節をマイク側で行うこともできます。
Yetiに付いている音量に関する機能は以下の3つ。
- ミュート
- ヘッドホンボリューム調整
- ボリュームゲイン(入力音量)の調整
他のマイクだと、特にミュートやボリュームゲインの調整はできないモデルも多いです。
【購入レビュー】Yetiを買ってイマイチだった点
反対に、Yetiを買ってイマイチだと思った点も解説します。
- 大きくて重い
- 風防をつけると音質が悪い
こちらも1つずつ解説していきますね。
大きくて重い
Yetiは他のUSBマイクと比べてサイズが大きく(高さ29.5cm)、重い(1.55kg)という特徴があります。
よく言えば安定感があるのですが、机に置いていてもかなり存在感がありますし、持ち運び時もやや不便です。
コンパクトで持ち運びしやすいマイクが欲しい人は、別のモデルを買った方がいいと思います。
風防をつけると音質が悪い
Amazonなどの通販サイトには、Yetiに対応する風防が販売されています。
過去の私は「できれば野外でもYetiを使いまわしたい!」と思い購入しましたが、
風防をつけると風の音や環境音は防げるものの、肝心の音質がかなり低下する印象でした。
USBマイクの性能比較表
手軽に使えるUSBマイクは、Yeti以外にも数多くのモデルが販売されています。
今回は、その中でも特に人気があるモデルの性能を比較してみました。
ぜひUSBマイクを購入する時の参考にしてくださいね。
Yeti | AT2020USB+ | NT-USB | ECM-PCV80U | MPM2000U | LYRA | K670 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ブランド | Blue Microphones | Audio Technica | RODE | SONY | Marantz | AKG | FIFINE |
価格 | 約1.5万円〜 | 約1.6万円〜 | 約1.6万円〜 | 約3.5千円〜 | 約9千円〜 | 約1.5万円〜 | 約5千円〜 |
指向性 | 単一指向性、ステレオ、 無指向性、双指向性 |
単一指向性 | 単一指向性 | 単一指向性 | 単一指向性 | フロント、フロント&バック、 タイトステレオ、ワイドステレオ |
単一指向性 |
対応機種 | Windows/Mac | Windows/Mac | Windows/Mac | Windows/Mac | Windows/Mac | Windows/Mac | Windows/Mac |
本体重量 | 1.55kg | 386g | 520g | 300g | 370g | 900g | 350g |
サンプリング レート |
16bit/48khz | 16bit/48kHz | 16bit/48kHz | – | 16bit/48kHz | 24bit/192kHz | – |
周波数特性 | 20Hz-20KHz | 20Hz-20kHz | 20Hz-20kHz | 80-15kHz | 20Hz-18kHz | 20Hz-20kHz | 50Hz-15KHz |
マイクゲイン | ◯ | × | × | × | × | ◯ | ◯ |
ミュート | ◯ | × | × | × | × | ◯ | × |
モニタリング | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ | ◯ |
ヘッドフォンボリューム コントローラー |
◯ | ◯ | ◯ | × | × | ◯ | × |
ミックスバランス コントローラー |
× | ◯ | ◯ | × | × | × | × |
備考 | – | – | 専用ポップフィルター 付属 |
カラオケソフト 「JOYSOUND.TV Plus」 に対応 |
ショックマウント、 キャリングケース 付属 |
– | スタンドの高さ 調節可能 |
どのモデルを買うか迷う場合は、YouTubeなどで実際にどんな音が撮れるのか確認してみてください。
オススメ!コスパの良いUSBマイク3選
ここからは、特にオススメのUSBマイク3本を紹介します。
AKG LYRA
AKGのLYRAはYetiと価格帯や特徴が似ていて、対抗馬的存在と言えます。
4タイプの指向性やミュート、マイクゲイン調整など機能が多い点も同じです。
Audio Technica AT2020USB+
Audio TechnicaのAT2020USB+はYetiと同価格帯のモデルです。
Yetiほど多機能ではないものの、より軽く、ミックスバランスを調整できる機能がついています。
パソコン側の音源とマイク音声を合わせて聴けるので、音楽などを流しながら録音したい場合は便利です。
FIFINE K670
FIFINEのK670は、そこそこの音質は欲しいけど、Yetiよりも安いマイクが欲しい人にオススメのモデルです。
Yetiの約1/3の価格ですが、かなりクリアな音が録音できて、入力音量をマイク側で手軽に調節できるオマケ機能つき。
実際の音は以下の動画で確認してみてください。
まとめ
本記事では、Blue Microphones Yetiの特徴と使用レビューを紹介しました。
内容をまとめると、Yetiはこんな人にオススメのカメラです。
- 手軽に使える高音質なマイクが欲しい人
- さまざまなシーンでマイクを使い回したい人
- マイク側で入力音量やミュートをしたい人
Yetiは高音質と気軽に使える便利さを兼ねそろえたUSBマイクです。
1本でさまざまなシーンにも対応できるため、「初めてのマイク」としてもオススメできますよ。
これから動画の音質にこだわりたいという人は、ぜひYetiを導入してみてください!
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