動画編集の仕事はもう需要ないのかな?
こういった疑問にお答えします。
✔︎ 本記事の内容
- 結論:動画編集スキルの需要は今後も伸びる
- 動画編集の仕事で生き残るための対策6つ
- 動画編集の学習方法は独学かスクールの2択
✔︎ 本記事の信頼性
動画の制作やディレクション、YouTube運用の仕事をしています。
今まで多数の動画を編集&配信した経験をもとに本記事を書きました。
結論から言うと、動画編集の需要は今後も伸びる可能性が高いです。
最近、動画編集は編集者が増えすぎて飽和状態だとか、将来的にAIに代替されるとか言われていますよね。
ですが、きちんとした動画編集スキルのある人材は今後も求められ続けると私は予想しています。
本記事では、動画編集スキルが今後も伸びる理由やよくある懸念へのアンサー、今後も動画編集者として生き残るための対策などをまとめました。
今から動画編集スキルを身につけるか迷っている方は、ぜひ参考にしてください!
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結論:動画編集スキルの需要は今後も伸びる
動画編集スキルの需要は、今後も伸び続ける可能性が高いです。
その理由は以下の4つ。
- 5Gの普及で動画の需要がさらに増える
- 動画広告市場は拡大傾向にある
- YouTuber市場規模も拡大傾向
- 新型コロナウイルスの流行により動画需要が急増
1つずつ詳しく解説していきます。
5Gの普及で動画の需要がさらに増える
5Gとは、超高速・大容量、超低遅延、多数同時接続を実現する次世代通信企画のこと。
その通信速度は4Gの10倍以上もの速さになるようです。
5Gの登場により、私たちの暮らしには多くの変化が起きるとされています。
特に、動画周辺で想定されている変化は以下のとおりです。
- 4Kや8Kなどの高画質動画やVR動画の普及が進む
- ライブ配信の遅延や画質が改善される
- 動画の視聴時間が増える
- 動画の回遊性が高まる など
2020年春に登場した5Gは、2022年現在、使用可能地域はかなり限定されている状態です。
しかし、5Gが全国に普及すると言われている2025年頃には、動画の需要は今よりさらに高まると予想されます。
動画広告市場は拡大傾向にある
世の中の人々の動画視聴時間は年々伸びていて、それに伴い動画広告の市場も拡大傾向にあります。
広告代理店であるサイバーエージェント社の2020年時点の予測が以下のグラフです。
出典:サイバーエージェント、2020年国内動画広告の市場調査を発表
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた2020年以降も、動画広告市場は順調に拡大する見通しとなっています。
2024年の市場規模は、2020年から比較すると232%も成長する予測です。
YouTuber市場規模も拡大傾向
動画広告全体ではなく国内YouTuberという切り口から見ても、市場規模は拡大を続けています。
国内YouTuberの市場動向調査が行われた結果が以下の通りです。
引用:CA Young Lab、2017年国内YouTuber市場調査を実施
動画の再生回数に応じたYouTube広告収入や広告主から支払われるタイアップ広告収入など、YouTuberの収入も右肩上がりとなっています。
具体的には、2020年と比較すると、2022年には122%に成長する予測です。
新型コロナウイルスの流行により動画需要が急増
2020年以降、新型コロナウイルスが登場したことで、外出を自粛する機会が増えました。
そこで、インプレス総合研究所が「外出自粛により在宅時間が増えたことで、どのような活動が増加したか」をスマートフォン利用者に尋ねた結果が以下の通りです。
引用:有料の動画配信サービス利用率は21.5%、COVID-19の影響でネット動画利用が大幅増
ここでは、「無料の動画を見る」という回答が「テレビ番組を見る」を上回りました。
つまり、新型コロナウイルスの流行によって、動画を見る人がさらに増えたことがわかります。
また、個人的な実感として、企業が今までリアルで行っていたサービスを、感染症対策のために動画に置き換えて提供する事例もよくあります。
将来の動画編集スキルの需要に関する懸念
動画編集スキルの需要は今後も高まる一方であることをお分かりいただけたでしょうか。
とはいえ、現在主にSNSなどで動画編集への色々な懸念があげられているようです。
代表的なものは以下の通り。
- 動画編集者が増えすぎてすでに市場が飽和している
- 将来的にはAIに仕事を奪われる
- YouTubeの広告費削減の影響で動画編集の仕事も減る
結論から言うと、これらの懸念は全て半分正解で、半分間違ってもいます。
動画編集者が増えすぎてすでに市場は飽和している
これについては、誰でもできる単純作業的な動画編集の仕事はすでに飽和しています。
しかし、「より高度なスキルを身につけた編集者の需要は今後も伸びる可能性が高い」でしょう。
動画編集者の数は近年急増しており、一部の仕事が編集者間で取り合いになるケースも見られます。
しかし、このような仕事は単純なカットやテロップ挿入といった誰にでもできる仕事であることが多いです。
動画の需要が高まるにつれ、今後はもっと他と差別化できる動画作りが求められる時代がきます。
そのため、高度なスキルを身につけた動画編集者の需要は今後も残る可能性が高いでしょう。
将来的にはAIに仕事を奪われる
上の回答と似ていますが、将来的には「単純作業的な仕事はAIに奪われて、より高度な編集の仕事は人間に残る」可能性が高いです。
と言うのも、AIが得意なのは、動画のカットやテロップの挿入といった単調作業。
たとえば笑いを生む演出をするなど、人間の感性に訴えかけるような編集は苦手と言われています。
そのため、AIの登場後も、頭を使いながら動画編集ができる人材の需要は残る可能性が高いです。
YouTubeの広告費削減の影響で動画編集の仕事も減る
最近、YouTubeの広告費が削減された=YouTuberの収入が減ったという噂をよく聞きます。
これについて、動画編集者には以下のようなことを考える人が多いかもしれません。
2020年以降、新型コロナウイルスの影響を受けて業績が大きく落ち込んだ企業も多くありました。
そういった企業が広告を出すのを辞めたり広告費を抑えたりしたことで、YouTuberの収入が減っているというわけです。
しかし、新型コロナウイルスの感染が収束して経済活動が元通りになれば、YouTubeの広告費も元の規模に戻る可能性が高いでしょう。
動画編集の仕事で生き残るための対策6つ
ここまで解説してきた通り、動画編集スキルの需要は今後も伸びる可能性が高いです。
しかしその一方で、誰にでもできるレベルの低い編集しかできない編集者は、AIや他の編集者に仕事を奪われるリスクもあります。
将来的にも動画編集の仕事を獲得し続けるための対策を6つ考えてみましたので、参考にしてください。
- 高機能ソフトを導入して編集スキルを上げる
- 動画制作のディレクション経験を積む
- 撮影やライブ配信など動画関連のスキルを身につける
- マーケティングやYouTubeの知識を身につける
- デザインスキルを身につける
- 社会人としてのマナーを守る
それでは、1つずつ解説していきます。
高機能ソフトを導入して編集スキルを上げる
まずは素直に、高機能な動画編集ソフトを使いこなして、編集スキルをより高めるという方法です。
動画編集は、どのソフトを使うかによってできることが大きく異なります。
一般的に、初心者向けの無料ソフトは簡単な編集機能しか備えておらず、制作できる映像表現も限られてしまうのです。
AIに負けない高度な表現ができる編集者を目指すなら、幅広い表現が可能な高機能編集ソフトを使いこなすことをオススメします。
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※社会人の方も、Adobeソフトをすでに使用中の方も対象です。
→おトクな購入プランをチェックする→Adobe CCプランとは?
その他、動画編集者がよく使うソフトについて詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にどうぞ。
動画制作のディレクション経験を積む
動画編集を自分でやるだけでなく、他の編集者に仕事を発注し、ディレクション(制作指示・進行管理)の経験を積むのもおすすめです。
というのも、編集は他の人に任せてディレクションに専念することで、より高度なコミュニケーション能力やスケジュール管理能力が身に付きます。
また、今まで自分で編集していた時間を企画に当てることもできるので、企画力をアップすることもできるでしょう。
撮影やライブ配信など動画関連のスキルを身につける
動画編集だけでなく、動画撮影や配信のスキルも身につけておけば仕事の幅が広がります。
動画活用には興味があるけど、撮影機材もなく、編集方法や配信方法もよくわからないという人は意外と多いものです。
動画制作をトータルで引き受けられれば、他の編集者と差別化ができ、仕事も受注しやすくなるでしょう。
マーケティングやYouTubeの知識を身につける
動画編集の仕事を受ける上で、「紹介する商品の売上を伸ばす動画を作れるか」は重要なポイントです。
そもそも、多くの企業が動画を活用する目的は「自社の商品やサービスを売るため」のはず。
そんな企業が発注したいと思うのは、何も考えずに仕事をする編集者ではなく、売上を伸ばす動画マーケティングの知識を持った編集者でしょう。
また、最近はYouTubeで自社商品を宣伝する企業も増えてきました。
編集者としてYouTube動画の再生回数を伸ばすノウハウを持っていれば、そういった企業の仕事も受けやすいはずです。
デザインスキルを身につける
クオリティの高い動画を作るため、デザインスキルを磨いておくのも良いでしょう。
色の使い方やレイアウトの基本を知っていれば、動画で伝えたいことをより的確に伝えられるようになります。
また、自分でイラストが描ければアニメーション動画なんかにも手を出しやすいですよね。
社会人としてのマナーを守る
最後に当たり前のことですが、社会人としてのマナーを守って信頼される編集者になりましょう。
具体的には以下のようなことが大切です。
- 報告連絡相談を怠らない
- 納期を守る
- レスポンスを早くする など
そんなの当然!と思われるかもしれませんが、当たり前のことを当たり前にできる人は意外と少ないもの。
日々の積み重ねで依頼者からの信頼を得られれば、将来の仕事にも繋がっていくでしょう。
動画編集の学習方法は独学かスクールの2択
将来的にも稼ぎ続けたい動画編集者は、生き残るために学び続けることが大事です。
動画編集を学習する方法は「独学する」または「スクールに通う」の2択で、それぞれのメリット&デメリットは以下の通り。
向き不向きは人それぞれなので、自分に合う方法で学習すると良いでしょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
独学する |
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スクールに通う |
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独学で学ぶことに興味がある人は、以下の記事で独学のやり方について詳しく解説していますので、もしよかったら参考にしてください。
スクールで学ぶことに興味がある人は、以下の記事でスクールの選び方やおすすめのスクールを紹介していますので、参考までにどうぞ。
他の編集者と差をつけたい人にオススメの動画編集ソフト
今後AIや他の編集者に代替できないスキルを磨く必要がある動画編集者にとって、「どんな動画編集ソフトを使うか」はめちゃくちゃ重要です。
動画編集ソフトは数多くありますが、他の動画と編集で差をつけるためには、
シンプルで気軽に使えるものではなく、できるだけ機能が豊富なソフトを選んだ方が良いでしょう。
他のおすすめ動画編集ソフトを知りたい人は、以下の記事を参考にどうぞ。
まとめ
本記事では、動画編集スキルの需要についてや、今後動画編集者が生き残るための対策などを解説しました。
内容をもう一度まとめると、以下の通りです。
- 動画編集スキルの需要は今後も伸びる可能性が高い。
- 色々言われている懸念も編集スキルがあれば問題なし。
- 将来を見据えて今から独学かスクールで勉強しよう!
動画自体の市場が急成長しているため、スキルのある動画編集者は今後も求められ続けるでしょう。
動画編集に興味がある人は、ぜひスキルを磨いて、AIに負けない技術を身につけてください!
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